2021年6月6日更新「マンガMee」『奈落の花』のネタバレ・あらすじ情報です。
朝羽で麻衣子のやっていた活動を引き継ごうと考えていることを伝えたジュリ。
海にも一緒に来ないか誘ったのだが…。
奈落の花102話のネタバレ・考察はこちら↓
奈落の花 103話のあらすじ・ネタバレ
「海くんも…一緒に来ない?」
そう言って手を差し出すジュリ。
その言葉を聞いて、海は過去に
「ジュリの借金を全部返し終えたら、どこか小さな町で一緒に暮らさないか」と、ジュリに言ったことを思い出しました。
海は、ジュリと一緒に朝羽の海で活動しながら穏やかに暮らしているところを想像してみます。
仲良く二人で海辺の清掃をしたり、静かに暮らすのも良さそうだと思った海は、オイルライターの火を消して、そっとジュリに手渡しました。
ジュリは、放火をやめる決意をしてくれた海にお礼を言いました。
その場にいた全員が安堵しかけたそのとき…。
落ちた照明器具から出火しました。
海は、火に巻き込まれそうになったジュリのことを咄嗟に押して避難させたのですが、そのはずみで足首を捻ってしまいました。
火の中に取り残される海。
ジュリは必死に海に逃げるように叫びます。
しかし海は、「ガラにもなく未来に希望を抱こうとしたからバチが当たったのかもしれない」と考え、最期を覚悟して逃げずにとどまることにしました。
炎に包まれながら、母親とジュリという二人の人間が自分のことを愛してくれた幸せを実感する海。
母親の日記と、ジュリがくれたハンカチを抱きしめて優しい笑みを浮かべています。
燃え盛る炎を前に、手が出せないジュリやつばさたち。
そんな中、
「絶対に死なせない!!」と、アイコが消火器で火を消し始めました。
ケントには消火器を、つばさには布団を、ジュリには水をくんだバケツを持ってくるように指示します。
両親を火事で亡くしたアイコは、絶対に「海を死なせない」という強い想いを抱いて、一生懸命消火し続けました。
奈落の花 103話の感想・考察
前回予想した通り、海はジュリの言葉で思いとどまってくれました。
ところが、まさかの照明器具から火が点いてしまいました。
足首を負傷してしまった海は、そのまま逃げずに火の中にいましたが、焦ることもなく、怖がることもなく、とても優しい顔をしていました。
恐らく、元々死を覚悟して最後の復讐を決行しようとしていたのでしょう。
だからきっと逃げることを諦めたのだと思いますが、アイコからするとたまりませんよね。
両親を火事でなくしたトラウマを抱えた状態なのに、目の前でまた火事が起きて誰かが亡くなる様子を見るなんて…。
しかも、場所はアイコの自宅です。
辛いなんてもんじゃないです。
海は他の人を巻き込まずに自分だけが死ぬならそれで良しと思っているのかもしれませんが、他人の家に火が点く原因を作った時点で第三者を巻き込んでいます。
事故とは言え自分のせいで亡くなってしまった人の息子が、自分に復讐しようとした結果亡くなってしまうなんて、アイコからすると何としても防ぎたい結末です。
取り乱さずに、冷静に全員に指示を出せるアイコの強さがすごい回でした。
本当のアイコは天然ふわふわ系ではなく、芯があるしっかりした女性なのかもしれません。
裏アイコなどなど色々ありすぎて、本当のアイコがどんな人なのかちょっとわからなくなっていますが、これからは偽りのない姿のアイコが見られそうですね。
物語も佳境に差し掛かっているので、ラストはアイコ、ジュリ、つばさ、そして海も、みんなが本当の素直な姿で過ごせている様子が見られると嬉しいです。
ジュリもつばさも一皮むけてとても良い人になったように、今度は海が柵から解放されて心の底から笑えるようになって欲しいです。
このままどうか、無事に消火できて海も助かることを願っています。
奈落の花 104話の予想
アイコの的確な指示が功を奏して、海を救出できると思います。
火が弱まった隙にケントが海を抱えて、無理やりでも安全な場に連れて行くのではないでしょうか?
ただ、かなり早く火が広がっているようだったので、完全に消火はできずに家は燃えてしまう…という展開になるかもしれません。
全員が持っていたものすべて失い、ゼロから人生をスタートすることになるのではないかと予想します。
全部なくなって縛られるものも何もない状態の方が、心機一転やり直しやすそうな気がするので、きっとこの展開で良いのだと思います。
ケント自身は特別誰かを傷付けるようなことや罪を犯したわけではないので、巻き込まれて可哀想な気もしますが、アイコとには必要なリセットだったと捉えて頑張って支えてあげて欲しいですね。
このまま海は火に飲まれてしまうのか?
それとも消火できるのか?
ハラハラする展開で目が離せません!
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