2020年6月8日「少年ジャンプ」更新
108話考察はこちら
呪術廻戦ここまでのあらすじ
夏油達の作戦通り、【獄門疆(ごくもんきょう)】に封印されてしまった五条悟。
その五条悟救出のため、虎杖悠司、冥冥、憂憂は獄門疆のある渋谷駅構内地下4階を目指す。途中二手に分かれて捜索中。
七海、禪院真希、禪院直毘人は五条悟救出のため井の頭線渋谷駅アベニュー口から地下を目指す途中、呪胎から変態した呪胎九相図 の四男【陀艮】に遭遇。
陀艮は水に関連のある呪術で攻撃が当たってもまるで水を攻撃したかのように手答えがなく、ダメージを受けない。
そんな中、陀艮のお腹に紋様が浮かび領域展開【蕩蘊平線】が展開した。
南国のような場所の浜辺に移動した3人は陀艮の攻撃に構えていると、突然真希と七海は傷を負っていた。
それは、獰猛な魚の式神で当たるまでそこに存在しなかったのだ。
陀艮の領域展開しるるゆうぐんに苦戦している時領域展開【嵌合暗翳庭】で海の真ん中に黒い穴を作り出しその中から伏黒恵が登場し真希に特級呪具【游雲】を渡した。
陀艮は自分の領域に入ってきた恵に気がつき攻撃をしようとした時、真希がその手を阻む。
游雲での攻撃が有効で、陀艮の領域内での必中効果も恵の領域展開の相殺により消えている。
再び領域展開の必中効果を復活させるには恵の領域を消さなければいけないと悟ると、陀艮のお腹から出てきた魚が恵を襲う。
恵は陀艮の攻撃に気付くも、領域展開で精一杯の様子。
そこに、【死累累湧軍(しるるゆうぐん)】に苦戦していた七海が助けに入り領域展開する恵を守ると告げる。
なんと1分程の必中効果のあった死累累湧軍に耐えたのである。
禪院直毘人も無事だが、右腕を失っている。
七海は、この状況が続けば勝機はあるが、恵の領域展開はもう限界。と戦況を読むが、
恵の意図は違った。
七海と陀艮は、恵が領域展開の押し合いをしていると思っているが恵の狙いはそこではなく、
恵の領域展開により陀艮の領域に穴を開けそこから脱出するというものだった。
七海はその作戦に賛同し、言葉の理解できる陀艮にバレないよう、真希と直毘人に『集合』と叫び、婉曲に意図を伝える。
そして恵の足下には外に繋がる穴が!!
その穴をめがけ全力で進む真希と直毘人に、
始めは恵を守りに行ったと思っていた陀艮は異変に気づく。
が、もう遅い。
あと一歩で脱出という所で、その穴から二本の腕が。
なんと、伏黒恵の父である【禪院甚爾】だった。
呪術廻戦109話考察と感想まとめ
領域展開の必中効果
今回も、熱い展開になりましたね!!
なんと、まさかのラストに伏黒父!
以外な登場人物でした…。
そして、恵の領域展開で穴を開けるという作戦。新しいですね!!
でも呪力が無限の陀艮に対して領域展開の押し合いでの勝負は負け戦だったので、最善の選択でした。
領域と領域の間にいると圧死してしまうという事は五条悟が渋谷駅で花御と漏斗との戦闘で判明していましたが、領域で領域に穴を開ける事も可能という事が判明しました!
そして必中効果もなくなるとなると、領域展開下での必中効果からの唯一防御策となります。
領域展開出来る術師であれば脱出も防御も可能という事です。
これから先も領域展開についてはまだ意外な使い方をする事もありそうですね!
禪院 甚爾 (ぜんいん とうじ)
【禅院甚爾】は、伏黒恵の父であり禅院家の人間でありながら呪力は0。
天与呪縛により、呪力と引き換えに体術を得た人物です。
ではなぜ伏黒恵は、禪院ではないのかというと真希と同じく禪院家に嫌気がさし飛び出した甚爾は伏黒ママと出会い伏黒に婿入りしたため、恵も伏黒となっています。
そして禪院甚爾は一度五条悟に殺されています。
ですが、オガミ婆の降霊術によって甚爾は孫に降霊しここに登場しています。
彼には呪力がない代わりに、武器庫呪霊を操り様々な呪具を使います。
なぜ呪霊が見えるのかというと、彼は天与呪縛で呪力と引き換えにフィジカル強化をしました。
よって、人より目が良くなり、お腹も強くなったことで呪力0でも呪霊が見えるし、武器庫呪霊を体内に保存できるということです。
つまり天与呪縛が強すぎて一周回ってしまったということになります。
ですが今回の禪院甚爾は、オガミ婆の孫の肉体に降霊術によって魂のみ禪院甚爾なので
生前通り武器庫がつかえるのか、生前と同じレベルのフィジカルは存在するのかなどまだわかっていません。
武器庫が使えて、フィジカルも生前と同じであれば特急呪具の【天逆鉾(あまのさかほこ)】で
相手の術式を強制キャンセルすることができるため容易にこの陀艮の領域展開から抜け出すことがかのうとなります。
呪術廻戦109話以降の展開予想
次回は領域展開内に入ってきた禪院甚爾が味方か、敵か、というところがかなり重要なポイントだと思います。
禪院真希、直毘人との関係性、息子である恵を前にどのような感情を表すのか、が楽しみです。
ただ、分かっている中での甚爾の性格上もしかすると全く情はなくただ強い相手との戦いを好むという傾向がありそうな気もします。
その場合、甚爾にとっての強い相手は禪院家当主の直毘人と陀艮。
陀艮は直毘人の右腕を奪った敵となれば尚更甚爾の興味を引くはず。
そこで、真希と恵と七海がアシストして陀艮を倒していくのではないかと思います。
もう一つのポイントは、甚爾が呪力が0であるということ。
呪力が無限の陀艮に対し呪力が0の甚爾。
果たしてどのような戦いになるのか楽しみです。
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